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【エリアレポートvol.36】首都圏人気のベットタウン!「川口・西川口・蕨・西浦和・浦和・北浦和」エリア周辺レポート

2025/02/01 Q&A

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アクセスの良さから人気の首都圏のベットタウン「川口~北浦和」エリアについてレポートしました。

「川口~北浦和」エリアの特徴

 

 

 

・秋葉原、東京、品川を通る「JR京浜東北線・根岸線」沿線

・子育てファミリー世代に人気。落ち着いた住環境の首都圏ベットタウン

・外国人移住者の増加と再開発でマンション増。アクセス抜群の川口、蕨

・「埼玉の文京区」と呼ばれる浦和。教育環境、落ち着いた住宅街を求めるファミリー層が住む高級住宅街

 

東京駅まで約30分~40分で乗り換えなしで行くことができる「川口・西川口・蕨・南浦和・浦和・北浦和」エリア。駅前は商業施設や商店街が多く、再開発のタワーマンションも各駅の駅前に建設され、下町らしい商店街と洗練された街並みが共存する首都圏でも人気のベットタウンです。

 

人気の理由の一つは、教育への関心度の高さです。エリア内にある南浦和は、予備校銀座といわれるくらい学習塾が多く、保護者の見回りボランティアといった防犯意識も高いため、治安がよく女性の一人暮らしも安心の街です。

 

また、浦和はJリーグの浦和レッズの本拠地でもある「浦和駒場スタジアム」があり、駅前の通りや商店街には旗が飾られ、街全体で応援している雰囲気があります。

 

蕨市は、日本一面積の小さな街。その蕨市にある唯一の駅が蕨駅です。蕨駅は、商店街が広がり、下町らしい雰囲気の街です。

 

近年では、蕨・川口・西川口に中国人、ベトナム人などアジア人の移住者が増加し、多国籍の飲食店や店舗が増加しています。元々川口市は、工業都市として栄えてきた歴史があり、工場労働者の就労のため、外国人移住者が流入してきた背景があります。

 

川口市、蕨市は、地域として、外国人向けのサービスや店舗を充実させ、多文化共生を進めているところです。

 

また、蕨・西川口は再開発エリアとして、駅前や荒川沿いに新しい高層マンションが建設され、街並みは綺麗に整えられています。こうした新しいマンションが多く、街もどんどん変化し、若い世代のファミリー層がどんどん増加しているエリアでもあるのです。

首都圏へのアクセス抜群!「川口~北浦和」エリア

 

「川口~北浦和」エリアは、JR京浜東北線・根岸線が通っています。大宮駅を発着駅として、赤羽、東京、品川といった都心のターミナル駅へもアクセスが良く、快速運転もあるのが特徴です。エリア内からは、東京駅まで約30分〜40分で乗り換えなしで行くことができます。

 

このエリア内の浦和駅は、3路線が通り、湘南新宿ライン、JR高崎線・JR東北本線も通っています。こちらの湘南新宿ラインは赤羽、大宮をはじめ、都心の主要駅である新宿、池袋、渋谷も通るためとても便利です。

 

南浦和駅は、2路線通っています。武蔵野線が横断するように走っており、越谷レイクタウン、千葉方面に行くときは、こちらを利用すると便利です。

 

このエリアは、都心だけでなく、首都圏全体へのアクセスがよいことも人気の理由の一つです。

 

エリア内各駅から、主要ターミナル駅までの所要時間は以下のようになります。

※()内の乗り換え数は、最短回数を表しています。所要時間は時間帯によって前後することがあります。

「川口~北浦和」エリアの平均家賃を比較

続いて、川口~北浦和エリアの家賃相場を周辺エリアと比較して見ていきましょう。

 

3つの路線が利用できる浦和、都心に一番近い川口の家賃は、エリア内では比較的高い家賃です。他の駅は、さいたま市浦和区の平均よりも家賃を抑えて住むことができます。

 

(万円)

※ライフルホームズ2025年1月現在(駅徒歩10分以内賃貸物件の平均賃料を軸としています)

「川口~北浦和」エリアの居住者特性

この「川口~北浦和」エリアは、埼玉県の南東部にあります。

 

川口市である川口、西川口。蕨市にある蕨。さいたま市浦和区にある南浦和、浦和、北浦和は、それぞれ地域色が異なります。

 

川口、西川口は、埼玉県内でも外国人住民が多く、多文化共生が進んでいます。また、ファミリー層に人気で自然が豊かな街です。

 

蕨市は、川口市同様、アジア系の外国人が増加している街です。面積が一番小さい街で、人口密度が高いことから、地域性が強く、利便性を重視する単身者や働く世代に人気の街です。また、下町らしい和やかな雰囲気も残っています。

 

浦和は教育熱心な家庭が多い地域として知られ、「埼玉の文京区」と呼ばれます。埼玉県内でも有数の高級住宅街でもあり、落ち着いた治安のよいエリアです。

 

「川口~北浦和」エリアは、自然も多く、異国の文化を受け入れる下町の懐の深さもあり、外国人移住者が増えたように住みやすいエリアでもあります。居住者の変化により、地域色が分かれてきたのがこのエリアの特徴でもあります。

 

<一般世帯平均人員と男女比>

 

<人口当たりの年齢構成比>

 

<世帯人員別一般世帯の割合>

 

<配偶関係>

 

<住居の状況>

※令和2年国勢調査小地域集計埼玉県を元に作成しました。

 

川口~北浦和エリアの居住者層において特徴的な点は、「外国人比率」が高く、「単身世帯」が多いことです。また、持ち家比率も、都内より高くなっています。

川口~北浦和」エリア周辺施設

<ショッピング>

「川口~北浦和」エリアは、各駅前にスーパー、コンビ二やチェーン店が多く、仕事をしている世代にとても便利なエリアです。パルコや伊勢丹もある浦和駅は、浦和レッズの旗が続く商店街があり、人通りも多くとても賑やかです。

 

家族連れで買い物に行けるような、大型商業施設も多く、買い物環境は充実しています。

 

・川口

川口駅は、駅前は大型の商業施設が多くあります。東口の駅からすぐの「キュポラ」には、深夜1時まで営業しているマルエツがあります。また、同じ建物内に書店やドラッグストア、無印良品もあり、生活にはとても便利です。同じく東口には、商業施設「樹モールプラザ」、川口銀座商店街があります。

 

▲東口のペデストリアンデッキから直結にあるキュポラ。

 

▲樹モールプラザの前は、川口銀座商店街。居酒屋や個人店の飲食店、ドン・キホーテも。

 

 

・西川口

西川口駅は、駅ビルにビーンズというスーパー、100円ショップなどがあります。また、東口には24時間営業の東部ストアもあり、便利です。西口は、中国人向けの中華系のお店、アジア食材のお店が並ぶ一角もあり、「西川口チャイナタウン」と呼ばれています

 

▲駅直結のビーンズ。周辺にはチェーン店も多いが、焼き鳥を軒先で焼いているお店も

 

 

・蕨

蕨駅周辺は、アーケードの商店街や、激安スーパーの激戦区らしく安いスーパーが多くあります。食料品や生活用品が安く手に入るので生活費が安く済ませられます。個人店や、商店街が多く、駅周辺の散策も楽しめる。

 

▲激安店、ドラッグストアがある通り。NO.1ストリートと看板のついた電灯が続く。蕨は商店街が多く、落ち着いた街並み。

 

▲蕨駅すぐの商店街。アーケード商店街のカフェは地元の人で賑やか。

 

▲商店街の向こう側は、再開発地区一帯。マンションが建ち、大がかりな工事をしている。

 

 

・南浦和

南浦和駅前には、丸広百貨店、ダイエー、マルエツ、コモディイイダなど、特にスーパーが多く集まります。西口の丸広百貨店には、書店や衣料品のお店があり、生活必需品はだいたい揃います。ただ、家電はあまりないので、そうした時は隣の浦和駅に出れるので便利です。また、東口には南浦和商店街があります。

 

▲丸広百貨店は、埼玉西武を中心に店舗展開している百貨店。

 

 

・浦和

浦和駅には、アトレ、伊勢丹、パルコ、コルソといった大型商業施設が充実。また、商店街もあり、下町の雰囲気もありながら街全体が整っている印象です。スーパーは、パルコ内にヤオコー、アトレに成城石井などがあるため、生活の買い物には困りません。

 

▲駅前のパルコは人通りが多く、休日はライブパフォーマンスもあり賑やか。

 

▲ファンション・雑貨など専門店が入るコルソの前には、浦和サッカータウンと書かれたモニュメントが。

 

 

・北浦和

北浦和駅は、マルエツ、クイーンズ伊勢丹といったスーパーもありますが、和菓子屋やパン屋、たい焼き店などバラエティに富んだお店が駅前アーケードに軒を連ねます。また、北浦和ハッピーロード商店街、西口銀座商店街などもあり、八百屋、酒屋、コーヒーショップなど、地域の個人店が多い印象です。

 

▲駅前からは様々な商店街があり、個性的な個人店も並ぶ。見ているだけで楽しめる通り。

 

 

<自然>

・川口市荒川運動公園                   

川口駅から徒歩15分。荒川河川敷にある川口市の公園。

野球場や自動車教習所、池などがあり、家族連れでサイクリングや散歩を楽しんでいる人が多く見られます。

 

▲見晴らしがよく、とても広い。散歩の人が沢山おり、子連れが多い。

 

・川口西公園

川口駅から徒歩1分。駅からすぐそばにあり、広場や子ども向けの遊具や親水施設があります。電車沿いにあり、アートのような置物も点在しています。

▲線路沿いにあり、駅に向かう人も行きかう。

 

 

・北浦和公園

北浦和駅から徒歩約5分。公園内には近代美術館、広場、噴水がある。市民の憩いの場となっており、広場には家族連れが沢山訪れている。

▲美術館がある整備された公園。ボール遊びをする子供達の声が響いている。

 

 

<文化施設>

・.埼玉県近代美術館

北浦和駅から徒歩約5分。約3,000点もの所蔵作品の内、2,000点が埼玉県にゆかりのある人の作品が集められている。

 

 

・浦和駒場スタジアム

浦和駒場スタジアムは、Jリーグ浦和レッズの本拠地。試合開催日となると、周辺は「レッズファン一色」となります。競技場も兼ね、隣に練習用のグランドも完備しています。

 

▲浦和駅からバスで5分程度。ファンからは聖地とも呼ばれる。

 

 

<神社仏閣>

・大谷場氷川神社ふるさとの森

南浦和駅から徒歩2分。住宅街の中にある神社。埼玉東京に200以上ある氷川神社のうちの一つ。

▲樹齢100年以上の大きなユリノキも境内にある。狛犬ではなく、狛キジがいる。

 

 

・調神社

浦和駅から徒歩約15分。社名を調(つき)神社といい、地元ではつきのみやの愛称で親しまれています。入口に狛犬ではなく、兎が置かれている全国でも珍しい神社です。

▲入口の左右に、兎が置かれるとても可愛い神社。奥には大きな絵馬も飾られている。

 

 

・まさき神社

西川口駅から徒歩3分。線路沿いにある小さな神社。

地域の発展と安全を願って創建されたそうで、丁寧に整備され、整えられた神社です。

▲ランニング途中の親子が参拝していた。地元民の立ち寄りスポットの一つ。

 

 

<病院>

エリア周辺にある総合病院・大病院は、以下のようになります。

 

  • 埼玉県済生会川口総合病院(西川口駅徒歩約11分)
  • 医療生協さいたま生活協同組合 埼玉協同病院(東浦和駅徒歩17分)
  • 戸田中央総合病院(戸田公園駅徒歩5分)
  • 埼玉メディカルセンター(北浦和駅徒歩5分)

 

<行政サービス>

  ・川口市川口駅前行政センター(川口駅前キュポラ4階)

  ・川口市役所(川口駅徒歩11分)

  ・蕨市役所(蕨駅徒歩14分)

  ・浦和市役所(浦和駅徒歩15分)

 

・警察署

さいたま市浦和区は、治安がとてもよいのですが、川口駅、西川口駅、蕨駅周辺は、治安については少し注意が必要です。

 

以前より落ち着いたようですが、川口駅の周辺は、全体的に犯罪発生率が高めです。年々減少傾向ではあるものの、窃盗・侵入・公然わいせつが目立つことから、そのような犯罪に巻き込まれないよう自衛は必要です。

 

まとめ

「川口~北浦和」エリアは、都心へのアクセスが抜群によく、駅前の買い物環境も充実し、商店街や自然環境もよいため、人気のベッドタウンです。

 

都心に比べて家賃がおさえられること、さいたま市浦和区特にが教育環境に力を入れていること、駅前の再開発が活発なエリアであることから、今後も子育て世代のファミリー層の人口増が見込めるエリアといえます。

 

【著者:ワイズアカデミー(株)】

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